たまーに見かける。
「動物が残酷に殺されている。まさかあんなに酷いことをされているとは。もう動物の肉は食べられない。」
そういう人。
私が純粋無垢で心がけがれていなかったころ。
夏休みや春休みなどの長い休みの時は、よく「教育テレビ」を見ていた。
その時見ていた番組は、道徳の授業で見ていた番組だった。
うろ覚えだが、その主人公が「魚がかわいそうだから食べたくない」などと言っていた。その言葉を聞いていた母親は、主人公にやさしく説いた。
何を説いたか。
ざっくり言えば
「この魚の命はあなたの命になる。だからその命を粗末にしてはいけない。頂きますには「あなたの命を頂いて私の命にする」という意味がある」ということだった。
子供ながらに「そういうことなのか」と思った。
そしてそれは純粋無垢な子供の心に強く刻まれた。
肉を食べないのは、その人の選択なので結構。
食用として殺されている動物の命が食べることなく廃棄されることこそ、その動物にとってかわいそうなことではなかろうか。